大学院入試では、同じ大学でも研究科や専攻によって“外部生の入りやすさ”が大きく異なります。
難関専攻では、内部生の占有率が高かったり、研究室ごとの募集人数が極端に少なかったりするため、外部からの合格がそもそも狭き門になっているケースが少なくありません。
一方で、外部生の割合が高く「外部からの進学が歓迎される専攻」も確実に存在します。
しかし、こうした情報は大学公式ページからは読み取りづらく、受験生が“本当に入りやすい大学院”を判断しにくいのが現状です。
そこで本記事では、2026年度版として、「外部生の入学が難しい研究科・専攻」偏差値ランキングを独自の指標に基づきまとめました。
このランキングを参考にすることで、以下が明確になります。
- 外部生が入りづらい専攻の一覧
- 各専攻の倍率,外部生比率,外部生倍率
ランキングの算出方法について
今回のランキングは、独立行政法人 大学改革支援・学位授与機構の「大学基本情報 2025(R7)」を基に作成しています。
また,外部生の受験が多い「旧帝国大学」,「東京科学大学」,「一橋大学」のみを対象としています。
計算に使用した指標
- 合格者数(少ないほど外部生不利)
- 全体倍率(大きいほど難易度が高い)
- 外部生倍率(大きいほど外部生不利)
- 外部生比率(小さいほど外部生不利)
これらから合成したZスコアを算出し,偏差値形式でスコア化しました。
内部生が多くを占める専攻や、募集枠が極端に少ない専攻は、ランキング上位に入りやすい傾向があります。

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「外部生の入学が難しい研究科・専攻」(1〜50位)
1位〜50位は、「大学院 難易度 偏差値」で見ると偏差値54〜81台の超難関ゾーンです。
東北大学薬学研究科や北海道大学工学院の一部専攻は外部生比率0%に近く、内部進学が中心であることから偏差値が極めて高くなっています。
また、東京大学や京都大学、大阪大学、一橋大学の経済学・工学・情報学系も多くランクインしており、志願者数が多い情報学や工学系専攻では、倍率以上に実質難易度が高くなる傾向があります。
外部生にとっては、内部生枠との競争や専門試験のハードルも合格の可否を左右する重要ポイントです。
トップ層に位置する大学院を狙う場合、偏差値だけでなく外部生枠や研究室選択の戦略まで考慮することが成功のカギとなります。

「外部生の入学が難しい研究科・専攻」(51〜100位)
51位〜100位は、偏差値51〜54台の上位中堅層ゾーンです。
この範囲には旧帝大を中心に理工系・情報系・農学系・経済学系など幅広い専攻が並びます。
東京大学や京都大学、東北大学の情報理工学系・工学系専攻は志願者数が多く、倍率以上に競争が激しいことが特徴です。
また、外部生比率が低い専攻も多く、内部進学前提の枠組みでは、外部生にとって合格のハードルが高くなるケースも見られます。
偏差値だけで判断すると「手が届きそう」と思いがちですが、研究室選択や専門試験、外部生枠の有無まで確認することが合格戦略のポイントです。上位中堅層の大学院を狙う場合、戦略的な出願計画が欠かせません。

「外部生の入学が難しい研究科・専攻」(101〜150位)
101位〜150位は、偏差値48〜51台が中心のゾーンです。
この範囲では旧帝大を中心に理工系・工学系・情報系・農学系など幅広い専攻が揃っています。
全体倍率は1.0〜2.5倍程度とやや低めの専攻もありますが、東京大学や京都大学、名古屋大学など志願者数が多い専攻は、倍率以上に実質難易度が高い点が特徴です。
また、外部生比率が低い専攻も目立ち、内部進学が前提の枠組みでは、外部生にとって合格のハードルが上がることもあります。
偏差値だけで「入りやすい」と判断せず、研究室配属や専門試験、外部生枠の有無まで確認することが合格戦略の鍵となるゾーンです。中堅上位層の大学院を目指す場合、戦略的な出願計画が重要です。

「外部生の入学が難しい研究科・専攻」(151〜200位)
151位〜200位の偏差値ゾーンは、偏差値47〜49台が中心です。
旧帝大を含む理工系・工学系・農学系専攻が多く、全体倍率は1.0〜3.8倍前後となっています。
一見入りやすく見える専攻もありますが、外国人留学生も非常に多いため,TOEIC等の対策も重要です。
偏差値や倍率だけで安全圏と判断せず、研究室配属条件や専門試験、外部生枠の有無まで確認することが合格戦略のポイントです。中堅上位層の大学院を目指すこのゾーンでは、戦略的な出願が合格可能性を大きく左右します。



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