大学院入試では、同じ大学でも研究科や専攻によって“合格のしやすさ”が大きく異なります。
難関専攻では、研究室ごとの募集人数が極端に少なかったりするため、狭き門になっているケースが少なくありません。
しかし、こうした情報は大学公式ページからは読み取りづらく、受験生が“本当に入りやすい大学院”を判断しにくいのが現状です。
そこで本記事では、2026年度版として、「外部生の入学が難しい研究科・専攻」偏差値ランキングを独自の指標に基づきまとめました。
このランキングを参考にすることで、以下が明確になります。
- 入りづらい専攻の一覧
- 各専攻の倍率,合格者数
ランキングの算出方法について
今回のランキングは、独立行政法人 大学改革支援・学位授与機構の「大学基本情報 2025(R7)」を基に作成しています。
また,外部生の受験が多い「旧帝国大学」,「東京科学大学」,「一橋大学」のみを対象としています。
計算に使用した指標
- 合格者数(少ないほど難易度が高い)
- 全体倍率(大きいほど難易度が高い)
これらから合成したZスコアを算出し,偏差値形式でスコア化しました。
「入学が難しい研究科・専攻」(1〜50位)
帝国大・一橋・東工大に限定した1位〜50位は、大学院の中でも最難関中の最難関ゾーンです。
全体倍率は5倍前後から8倍超、外部生倍率が10倍を超える専攻もあり、突出した水準となっています。
特に大阪大学の経済・法・公共政策系は、外部生比率が7〜9割と高く、内部進学に頼らない完全実力勝負の環境が難易度を押し上げています。
東京大学・京都大学・一橋大学でも、学際系や実学系専攻は外部生倍率が高く、倍率以上に選抜が厳しい傾向があります。一方、理工系では倍率が低く見えても、専門性の高さから実質難易度が高い専攻も少なくありません。このゾーンを志望する場合、外部生比率や外部生倍率まで踏まえた戦略的な出願判断が不可欠と言えるでしょう。

「入学が難しい研究科・専攻」(51〜100位)
51位〜100位は、旧帝大・一橋・東工大の中でも「難関だが現実的に狙える」大学院専攻が集まるゾーンです。
偏差値はおおむね52〜56台に分布し、上位層に次ぐ高水準と言えます。全体倍率は2倍前後が中心ですが、名古屋大学人文学、一橋大学経済学、東京大学教育学研究科などは志願者数が多く、実質的な競争はかなり激しいのが特徴です。
また、このゾーンは外部生比率が高い専攻が多く、7〜9割が外部生というケースも珍しくありません。一方で、理工系では倍率が低めでも、専門科目で厳しく選抜される専攻が目立ちます。
倍率の数字だけで難易度を判断せず、外部生倍率や募集背景まで含めて検討することが、合格戦略上きわめて重要なゾーンと言えるでしょう。

「入学が難しい研究科・専攻」(101〜150位)
101位〜150位は、「大学院 難易度 偏差値」で見ると偏差値48〜51台が中心となるゾーンです。
旧帝大を中心に専攻数が多く、分野も理工系・情報系・環境系に幅広く分布しています。全体倍率は1.1〜1.5倍前後が多く、一見すると入りやすく見える専攻も少なくありません。しかし、京都大学情報学や東京大学情報理工系、東京科学大学情報理工学院などは志願者数が非常に多く、母数の大きさによる実質難易度の高さが特徴です。
また、このゾーンでは外部生比率が低い専攻も目立ち、内部進学が前提となっているケースもあります。倍率や偏差値だけで判断すると「安全圏」と誤解しやすいですが、研究室配属、専門試験、外部生枠の有無まで確認することが合否を分ける重要ポイントです。中堅上位層に位置する大学院難易度帯として、戦略的な出願が求められるゾーンと言えるでしょう。

「入学が難しい研究科・専攻」(151〜200位)
151位〜200位は、「大学院 難易度 偏差値」で見ると偏差値45〜48台が中心となるゾーンです。
東京大学・京都大学・旧帝大の主要研究科が多く並び、一見すると難易度が下がったように見えますが、実態は単純ではありません。全体倍率は1.0〜1.5倍前後が多いものの、外部生比率が極端に低い専攻や、内部進学が前提となっているケースも目立ちます。
特に工学系・情報系では、「倍率が低い=入りやすい」とは限らず、研究室マッチングや専門科目が合否を大きく左右します。
また、東大・京大の人気専攻では志願者数が多く、安定して高いレベルの受験生が集まる点も特徴です。
このゾーンは、外部生枠・試験形式・研究室事情を踏まえた戦略的な出願が重要となる実力拮抗帯と言えるでしょう。



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